「塗り替え時期はいつ頃なの?」塗り替えの時期についてご説明致します。
塗り替えの時期は
塗り替え時期は、塗料の寿命、建物の立地条件等により一概には言えませんが、初めて塗り替えの場合は、建売住宅はコスト削減のため、表面にウレタン塗装された材料を使用して建てられるのが一般的です。ウレタン塗膜の寿命は8年程度なので、8~10年が塗り替え目安となります。
また、木部・鉄部など材質ごとに塗り替え時期も違うので、下記の塗り替え目安表をご参考下さい。
【塗り替え目安表】
- 部位(仕様・素材)
- 塗り替え時期
- 外壁・サイディング
- 8~10年
- 外壁・吹付タイル
-
8~10年
- 外壁・ALC
- 8~10年
- 外壁・ジョリパット
- 8~10年
- 屋根・コロニアル瓦
- 10年
- 屋根・セメント瓦
- 10年
- 屋根・カラートタン
- 5~8年
- 鉄部
- 5年
- 木部
- 3年
塗り替え時期の目安
「塗り替えの時期の目安」として塗装が劣化していく順序と症状をご説明します。
下記の「塗膜の劣化順序」のように、塗膜は劣化していきます。色褪せが目立つようになると、3の状態「チョーキング現象」と呼ばれる、写真のように手で擦ると粉が手に付く現象がおきます。
チョーキング現象は、塗膜の結合力が無くなり粉上になる現象で、塗装の防水性機能が無くなった(塗料の寿命が尽きた)ことを表す症状です。この段階で塗り替えするのが、一番最適な「塗り替え時期」となります。
4,5の状態になると、塗装前にひび割れ、塗装の剥がれなどを補修する下地処理費がプラスされるので、その分塗り替え費用が高くなります。
【塗膜の劣化順序】
【チョーキング現象】
塗り替え時期を示す症状
「塗り替え時期を過ぎた症状」をご紹介します。早急に塗り替え工事しないと、素地を腐食させるので交換が必要になる場合もございます。
【苔・藻細菌類の付着】
【塗装のひび割れ】
【塗装の剥がれ】
【シーリング劣化】
【鉄部の錆・剥がれ】
【木部の塗装剥がれ】