「なぜ、塗り替え工事が必要なのでしょうか?」初めに塗り替えの必要性とメリットについてご説明致します。
塗り替えの必要性とは
「なぜ、塗り替え工事が必要なのでしょうか?」とご質問があり、塗装の役割についてご説明します。
塗装の役割は、紫外線や雨などの外的環境から建物の腐食を防ぐために、日々働いております。しかし、塗装の寿命も一生持つものではなく、経年劣化で塗装の機能が徐々に失われてしまいます。
そこで、役割を終えた塗装の上に新らたに塗装してあげることで、また、外的環境から建物を腐食させないよう守る役割を与えてあげるために、塗り替え工事が必要なのです。
日本の戸建住宅の寿命は、平均30年と言われております。「シリコン塗料で塗り替えした場合は寿命が10~12年」なので、最低でも2回の塗り替えが必要になります。
一般的に戸建住宅の購入には、長期住宅30年ローンなどで購入されている方がほとんどでしょう。住宅ローンが終わった頃に建て替えは難しいと思います。そこで、定期的に建物を塗装することで、建物の寿命を30年以上延ばすことができるのです。
塗り替えのメリットは
塗り替え工事の「メリット・デメリット」をご説明します。
まずメリットは、交換するより塗装する方が修繕工事の費用が安く済むことです。例えば、建坪30坪の屋根瓦を新たに葺き直すと120万~200万円ほどの改修費用が必要となりますが、塗装で塗り替えすると15~20万程度の費用で済んでしまいます。このように、費用を抑えた修繕工事が塗り替え工事なのです。
また、塗料の種類によって「遮熱・断熱効果」「低汚染効果」「耐火制UP」「高耐久(長持ち)」などの付加機能を付けてあげることができます。
デメリットは、塗装業者によって仕上がりの良し悪しが違うことです。塗装業者の手抜き工事、または知識がない職人が塗装すると、塗り替え工事が原因で雨漏りを起こすことがあります。また、手抜き工事による弱塗膜が原因で数年で剥がれてしまうなどの問題が多いことです。