弊社の「屋根カバー工法工事」の工程をご説明致します。
屋根カバー工法工事
弊社では屋根カバー工法の板金工事も承ります。
2006年以降のコロニアル瓦からノンアスベストになりました。その結果、瓦の硬化制が弱くなり耐久性が弱くなりました。屋根をカバー工法にする理由を以下にあげます。またカバー工法だと、屋根葺き替え費用の約半分の費用で施工できます。
- 瓦の腐食が酷く塗装出来ない状態の場合 (写真①)
- 前回の塗替え業者が手抜き工事して、新しい塗料が旧塗膜を侵してしまう場合 (写真②)
- 雨漏りの原因個所を塗装、シーリング材で直せない場合
- ご予算的に屋根の葺き替えが無理な場合
【① 瓦の腐食】
【② プライマー塗布後・旧塗膜を侵す】
屋根カバー工法のメリットは、屋根葺き替え工事よりも安くなるだけでなく、屋根が2重構造になるので、断熱材付きガルバリウム鋼板を使用すると、屋根の熱伝導率が低くなり、夏場の2階は涼しく感じられ、エアコンの効きも良くなるメリットもあります。
ただし、建物の構造計算上、積載荷重の問題で屋根カバー工法が出来ない建物もございます。その場合は、屋根の葺き替え工事となります。
【作業工程:5~10日】
【カバー工法・施工前】
【ルーフィング(防水シート)取付】
【カバー工法・役物、雪止め取付】
【カバー工法・本体葺き】
【カバー工法・本体葺き】
【カバー工法・施工完了】
落ち葉対策
雨樋の詰まりは、オーバーフローを起こすだけでなく、重みによる雨樋の歪みや雨樋破損などの原因ともなります。自宅の回りに木々がある場合は、「落ち葉除けネット」の取付をお勧めします。
【雨樋の詰まり】
【落ち葉防止ネット取付】
屋根カバー工法費用
弊社では「スーバーガルテクト」を推奨しておりますが、ガルバリウム鋼板の裏面に「断熱材付き」と「断熱材無し」では材料の値段も大きく違いますので、ご予算に応じてお客様に選んで頂く形になります。また、表面塗装材、形状等よって材料費も違います。
雨漏りを止めることが一番ですが、屋根の断熱効果を実感したいお客様は、「透湿・断熱フィーリング」と「脱気棟」を取付ける「脱気工法」をお勧めしております。
【施工価格】
八切屋根の80㎡のカバー工法(断熱材付きスーパーガルテクトα)の金額です。
屋根の熱気を逃がす「換気工法」の場合は、別途の追加料金がかかります。
項目 | 単価 | 金額 |
ルーフィング | 750円 | 60,000円 |
---|---|---|
本体断熱材付き | 6,800円 | 544,000円 |
唐草役物取付 | 1,800円 | 36,000円 |
ケラバ役物取付 | 1,800円 | 28,800円 |
棟板金取付 | 3,000円 | 30,000円 |
雪止め取付 | 600円 | 48,000円 |
荷揚げ費 | 1式 | 30,000円 |
廃棄処分費 | 1式 | 20,000円 |
工事金額(税抜) | 796,800円 |
上記金額は2023年4月の価格です。材料の仕入れ値により工事単価が変動する場合がございます。予めご了承ください。
- 上記には、足場費用が含まれておりません。屋根の場合は屋根足場が必要になりますので、仮設足場の費用が別途追加となります。
【屋根形状による施工価格】
屋根の形状により工事単価が変わります。①~④の順番で1㎡単価が高くなります。
①、②の四角形状の屋根は材料をカットする手間が少なくて済みますが、③、④の三角形状の屋根は材料をカットする手間が多くなるので、施工単価が高くなります。